まつやま鍼灸接骨院&スポーツジムのブログ

兵庫県尼崎市武庫之荘にある接骨院&スポーツジムです。リハビリやトレーニングについての情報や院内での出来事を発信しています。外反拇趾や巻き爪などの足の問題やスポーツ傷害、トレーニングについてのお悩みいつでも相談受付中。皆さんとの出会いを楽しみにしております。

捻挫は痛みが無くなったらOKではないですよ

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 先日のことですが、バスケットボールの練習中に足首を捻挫したという学生さんが来院してくれました。受傷後2日目でほとんど腫れもなく、歩くことも問題ありませんでしたが、1週間後に試合があるので早く練習をしたいとのことでした。

 痛みがある状態で試合に出ることは良くないですが、痛みが無くなったからといって、直ぐに試合で出られるというものでも無いのです。

 

 捻挫の痛みは損傷した組織の痛みもありますが、腫れている事が原因で痛みが強くなっている部分もあります。なので、腫れが引くだけである程度の痛みは楽になるケースが多いです。痛みが引けば動けるので治った様に感じますが、「痛みがない=練習ができる」ではないのです。

 

 捻挫をすると靭帯が損傷してしまうわけですが、靭帯以外にも足首を動かす筋肉やその他の軟部組織も一緒に損傷してしまいます。

 そのため、足首を安定させる筋力やバランスをとる機能が低下してしまいます。これらの機能が低下したまま練習を再開してしまうと、もう一度捻挫をしてしまう可能性が高くなってしまいます。

 

 また足首が不安定なために、ふくらはぎの肉離れや膝のケガといった違うケガをしてしまうリスクも高くなってしまいます。

 

 よってケガをして休んでいる間にしっかりと足首のリハビリを行う事で、低下してしまった機能を回復させてから練習に戻るようにしましょう!