大阪府サッカー協会主催フットボール・メディカル・カンファレンスに参加してきました
2月3日に大阪で開催された大阪府サッカー協会主催の
「OSAKA フットボールメディカルカンファレンス2019」に参加してきました。
内容は主にサッカーに関連するテーマに沿った医学的な講演となっています。
今回は3つの演題があったのですが、一番シェアしたいなと思ったのがサッカー解説者である中西哲生さんの「選手のパフォーマンスを最大化する」というテーマのお話でした。今回はその中で話された2つの話をご紹介したいと思います。
人の中にはコップがある
選手全員が最初から自分の話に興味がある訳ではありません。選手に自分の話を聞いてもらうためにするのが、このコップの話だそうです。
人の中にはコップがあり、そのコップは情報を入れる器の様なイメージです。コップが上を向いていれば話は中に入ってきますが、下を向いてしまうと入ってきません。
コップが上を向いている状態が望ましいですが、ちょっとした事でコップは直ぐに下を向いてしまいます。
相手に何か伝えたい事がある時には、まず相手のコップがどっちを向いているのかを考えるそうです。
これは私達が怪我の状態を説明したり、リハビリを指導したりする際にも大切な事です。ケガを治すのは私達ではなく選手本人なので、選手がしっかりと自分の状態を理解することが重要です。
未来の時間を使わない
印象に残った話2つ目が「未来の時間を使わない」です。
人には今日出来ることを明日にまわしてしまう事ってよくありますよね?今日終わらせた方が良いけど別に明日でも大丈夫だから明日に後回しにしてしまう。
しかし今終わらせてしまえば、明日の時間は別の事に使う事ができます。
ここでラグビー選手である五郎丸選手のエピソードを紹介したいと思います。
ある日、元日本代表ヘッドコーチであるジョンカーワンとのミーティングでホワイトボードに「過去」「今」「未来」と書かれていました。コーチから「過去は変えられるか?」と聞かれた五郎丸選手は「変えられません」と答えました。続いて「未来は変えられるか?」と聞かれ、「変えられます」と答えました。ここでカーワン氏がこう言いました。「違う、変えなければならないのは今だ。今を変えなければ、未来は変わらない」。五郎丸選手はこの言葉を大事にしているそうです。
このエピソードから何を言いたいかと言いますと
今を全力で取り組めない者は、未来は変えられないと言う事です。
最後に
ご紹介した話以外にも、膝の靭帯損傷や肉離れについての良い話を聞く事が出来ました。今回得ることが出来た情報を皆さんに還元しつつ、何事も今この瞬間に全力で取り組んでいきたいと思います。